函館蒜香元貝味

中国みやげ

本題の前に−
『練り墨』って知ってますか?
習字用の墨で、墨汁は液体ですけど、練り墨はペースト状。
水に溶いて使います。
小学校の習字の時間とかによく使ったんですけど、どーも、関西の人は練り墨を知らないみたいなんです。
大阪に住んでる兄が、
「子供に使わせたいから送って」
と、言ってきたので、買って郵送しましたが、兄嫁さんも子供も初めて見たとのこと。
向こうの文房具店でも売ってないらしい。
こっちではポピュラーな存在なので、逆へぇーってかんじ。


で、やっと本題。
昨日、そのお礼にと、中国に出張していた兄からおみやげが届きました。
あっちで買った「日清 出前一丁」とパンダ印の栗羊羹。

黄色いのが、日記のタイトルので、日本語に訳すと、
「函館ニンニク風味ほたて味」。
中国において「函館」はイメージしづらいと思うんだけど。



緑色のは、「博多猪骨味」で、日本語に訳すと、
「博多豚骨味」。
中国語でブタは「猪」って書くんですね。
ちなみにイノシシは「野猪」。


おなじみの「出前坊や」のイラスト付。
イラストの下に書いてある「清仔」は、中国名なのかな?
日本と同じでおかもちは右手持ちで、湯気も出てます。
写真も撮ったことだし、早速食べようかな ^ ^


赤い4つの小箱が栗羊羹。

名前はずばり、
「天津甘栗的栗羊羹」。
パンダが「万寿之屋」って書かれた旗持ってます。
一口サイズの羊羹で、栗のつぶつぶが結構入ってて美味しかったです。
中合弁会社の製造なので、日本人の口に合うのは当然ね。


ヒマなので、「万寿之屋」を検索。
「万寿之屋」では全然ヒットしないので、パッケージにある「MASUYA FOOD」を検索。
ヒットしました、三重県のお菓子屋さんの「マスヤ」さん。
羊羹のページにデザインは違うけど栗羊羹があり、中国で製造しているとも書かれていました。
多分間違いなし。
伊勢の名物「赤福」製造販売されてるようです。
 「マスヤ」→


先日、中国では大規模の反日デモが繰り広げられました。
でも、日中合弁会社製造のカップラーメン食べたり、日本からきたコンビニで軽食買ってたり、日本文化を取り入れつつ、デモに参加した学生も沢山いたわけで。
過去、日本も反米で学生運動が盛り上がったとき、アメリカのジーンズはいて、まるっきりアメリカナイズされた格好でスローガンを叫んでいたりしてました。
そんな反米闘争なぞ嘘みたいな世の中になってみると、反日デモも好きの裏返しのような、大騒ぎするほどのこともないのかなって思ったりもします。