葬式

昨晩、伯母の知人が亡くなりました。
あまりに突然で、でも、一番驚いたのは、亡くなった本人かも知れません。
肝臓のガンで入院していたその人は一旦、回復し、退院していました。
今日から再び検査入院の予定で、着替えとか荷物もまとめていたところでした。
日中はまるっきり元気だったそうで。
老人介護センターに入所していたので、午前中は皆と伊予灘PAまでドライブに連れて行ってもらっていたりして、戻ってからも普段と余り変わりなかったそうです。
急変したのは夕食時。
嘔吐し、やがて吐血。
救急車で搬送。
我々が電話連絡を受け、3,40分後に駆けつけたときにはすでに呼吸停止状態。
心電図もほとんど触れない状態。
呼びかけにも反応なし。
こちらもこれほどの急変とは想像もしていなかったので唖然としている内に死亡宣告となりました。
死因は肺梗塞。
解剖してみないと正確なところは分からないようですが。
ガンの腫瘍が裂け、血管を移動し、肺の血管につまる。
さすれば、吐血もあるとのこと。
娘さんらが高松から車を飛ばして駆けつけたものの、間に合わなかったのが可哀相でした。


遺族にはこの後、葬式やら手続きやら大変な仕事が待ち受けています。
一番悲しい人が一番煩雑。
泣く間もなく、あれこれ仕切らねばなりません。
まぁ、葬儀屋さんがほどんどやってくれるので、楽と言えば楽ですけど。


明日は葬儀。


ここんとこ、身内に不幸が相次いだので、死をとても身近に感じています。
「あの世とこの世は地続きだ」
っていうのも、別の意味で分かる気がします。
生と死の境界線は思っているよりも、細い。
あちら側なんてものは無いのだけど。
こちら側の住人にとって問題なのはその線の越え方ですね。
「痛い痛い」言いながら病院のベッドの上で何日も苦しんだりして境界線は越えたくない。
寝たまま死ねるのが一番楽なのかも知れないけど、そんなこと、願って叶うはずもない。
そう言う意味では昨夜の急逝は、良かった、かも知れません。